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4月10日スタートのフジテレビ系ドラマ「ラスト・フレンズ」(木曜後10・0)の主題歌が、歌手、宇多田ヒカル(25)の「Prisoner Of Love」に決まったことが17日、分かった。宇多田のドラマ主題歌は6年ぶり。DV(配偶者間暴力)などを扱うシリアスな青春ドラマだが、宇多田は「難しいテーマがあった方が、逆に意味が広い曲になる」と、難題にあえて正面から取り組んだ。 ◇ デビュー10周年を迎えた宇多田が、久々にドラマとのコラボレーションに挑戦した。 昨年、「Flavor Of Life」が、TBS系「花より男子2」のイメージソングとなり、デジタル配信総計750万件突破の大ヒットを記録。だが正式な“ 主題歌扱い”は、平成14年の同局「First Love」に提供した、「SAKURA ドロップス」以来6年ぶりだ。 ドラマ「ラスト・フレンズ」は、誰にも言えない悩みを抱えた若者たちが、ぬくもりを求めシェアハウスで共同生活を送ることにより、友情や他人とのかかわりの大切さを学んでゆく物語。長澤まさみ(20)、上野樹里(21)、瑛太(25)の若手トップ俳優3人が、深刻なテーマに正面から挑む。 重い内容のドラマだけに、主題歌も簡単なラブソングでは済まされない。だが宇多田は「結果的にそういう難しい条件があった方が、逆に意味の広い曲が作れる」と、あえて物語のイメージに沿った曲づくりに着手。そして、「明日歌入れだ、ってファミレスに行って完成させたの」と振り返るように、レコーディング前夜に一気に書き上げた。 完成した「Prisoner Of Love」は、宇多田が得意とするミディアム・テンポのバラード。歌詞の世界観は曲を聞いてのお楽しみだが、宇多田は「結局、最高の恋愛の形っていうのは、親友的であったりするわけだから、(今回の歌詞は)ちょうどいいかな」とヒントを出している。 同曲は今月19日発売の2年ぶり5作目のアルバム「HEART STATION」に収録。さらに「着うた」など各種デジタル配信も、同日から順次開始される。「Flavor-」に続き今年も、宇多田人気の底力が証明されそうだ。 ■ラスト・フレンズ 美容室アシスタントで職場ではイジメられ、家でも同棲相手からDVを受ける美知留(長澤)、女性モトクロス選手で、親にも言えない悩みを抱える瑠可(上野)、そしてセックス恐怖症のヘアメークアーティスト、タケル(瑛太)の3人を軸に展開する、青春ヒューマンストーリー。4月10日の初回放送のみ15分拡大。